FAQ

このページではお客様より頻繁に頂くご質問の回答、専門用語についての解説ページです。内容としてはオゾンについてのご質問や専門用語はもちろんのこと、それに関係した事柄の解説も載せております。このページにて少しでもお客様の疑問が解消できるよう作成しました。ご要望やFAQにないご質問についてはリンクよりお気軽にお問合せください。

オゾンについてのよくある質問

Q:オゾンとは何ですか?
A:酸素原子3つからなる酸素の同素体です。分子式は O3 で、折れ線型の構造を持っています。腐食性が高く、生臭い特徴的な刺激臭を持つ有毒物質であり、大気中にもごく低い濃度で存在しています。オゾンはフッ素に次ぐ強力な酸化作用があり、殺菌・ウイルスの不活化・脱臭・脱色・有機物の除去などに用いられます。
Q:オゾン暴露によって人体にはどのような症状がでるのですか?
A:オゾンは濃度にもよりますが咳、深呼吸時の胸骨下痛、頭痛、吐き気、喘息、呼吸困難などの症状が引き起こされます。
Q:オゾンの用途は?またそれにはどんな効果があるのでしょうか?
A:水道、下水道、排水処理等の水処理分野やパルプ漂白及び洗浄等で利用されています。業界としては水道、下水道、製紙工場、食品工場、製薬工場、半導体工場等です。
Q:オゾンはどういった時に発生しますか?
A:紫外線、プラズマ、コロナ放電を利用した洗浄改質装置を使用した際に発生します。
Q:オゾンに臭いはありますか?あるのであればどんな臭いですか?
A:「生臭いにおい」、「プールで感じる青臭いにおい」と呼ばれるような臭いです。
Q:オゾンは目に見えますか?
A:高濃度の場合薄青色に見えますが、通常は目で見ることはできません。
Q:オゾン濃度を測りたいのですが、どうすればよいでしょうか?
A:当社では2つの手法を採用しています。1つは簡易的な手法として北川式検知管を用いた方法です。 これは検知管とガス採取器で構成され、オゾン濃度を簡単に測定できます。 2つ目はオゾン濃度計を用いた測定になります。こちらの方が検知管方式より正確な測定が可能です。検知管式の方はレンタル、出張測定共にご対応しておりますが、オゾン濃度計による測定臭ついては出張測定のみのご対応となります。
Q:オゾン濃度の単位は?
A:ppm、g/m3、mol/m3、wt%等があります。
Q:初めてオゾン濃度を測定するのですが、難しくはないでしょうか?
A:検知管方式(レンタル・出張測定可)については測定マニュアルが付属しておりますので、それの通りに行っていただくだけですのでどなたでも測定が可能です。オゾン濃度計の方はレンタルは行っておりませんので、出張測定のみのご対応となります。
Q:1回のオゾン濃度の測定にかかる時間はどれくらいなのでしょうか?
A:(オゾン濃度計の場合)暖機運転含めて20分程度です。暖機運転が終わった状態からであればもっと早く測定はできます。
Q:オゾン濃度測定はクリーンルーム内でも対応してもらえるのでしょうか?
A:検知管方式、オゾン濃度計共にクリーンルーム内でのご対応可能です。
Q:オゾン分解後の排ガスからすっぱい臭い(酢酸臭)がするのですが?
A:オゾンは分解されていますが、他の有機ガスが発生していると推測されます。
Q:広い空間のオゾンの除去は可能なのでしょうか?
A:一度空間に広がってしまったオゾンの分解は困難です。当社で製造するオゾン分解装置は「高濃度且つ少量」は得意ですが、「低濃度且つ多量」は不得意です。
Q:海外での出張測定はお願いできるのでしょうか?
A:オゾン濃度出張測定は国内限定となります。
Q:オゾン濃度測定の結果、何かしらの対策が必要になった場合にあすみ技研でオゾン分解装置のレンタルはできるのでしょうか?
A:有償にはなりますが、レンタルは可能です。小型機から大型機までご対応可能です。
Q:あすみ技研のオゾンの分解方法は?
A:二酸化マンガンを主成分としたハニカム構造の触媒を使用した触媒法となります。
Q:オゾン漏れしているようなのですが特定する方法は?
A:疑わしい場所があれば、その場所に布を巻き付けてよう化カリウム溶液を噴霧。30分程度放置して茶色に変色した場合はオゾン漏洩有と判断する方法はあります。
Q:あすみ技研で取り扱っているオゾン分解装置はクリーンルーム内でも使用可能?
A:当社のオゾン分解装置はクリーンルーム内ではご使用いただけません(クリーンルーム内での排気が不可)。当社ではオゾンの分解にオゾン分解フィルターを使用しており、排気の際にフィルターの微粉が排出される可能性があるためです。
Q:検知管方式の検知管に使用期限はあるのでしょうか?
A:使用期限があります。使用期限はパッケージラベルに記載ありますので、もし検知管をご購入される場合はご確認ください。
Q:検知管の保管方法の注意はありますか?一般環境室内で大丈夫ですか?
A:冷暗所にて保管願います。具体的には日光や蛍光灯の直射を避けた涼しい場所での保管とお考えください。理想的には冷蔵庫内になります。無理な場合は可能な限り、温度が低く暗い場所にて保管ください。保管温度が高いと検知剤の劣化が早まるものがあります。
Q:排出する場合、日本国内での法規制はありますか?またその際の監督省庁はどこですか?
A:日本には大気中のオゾン濃度や大気中へのオゾン排出濃度を直接規制する法令はありませんが、産業衛生学会許容濃度委員会や高濃度オゾン利用研究委員会でオゾン濃度による人体への影響の注意喚起はしています。
Q:法規制ではなく、ISOや自主規制の例はありますか?
A:オゾン層保護法のような法規制はありますが、日本での大気中へのオゾン排出濃度を直接規制した事例は弊社調べではありませんでした。ですが、※1973年に規定された大気中の光化学オキシダント濃度を対象とした環境基準(1時間値が0.06ppm以下であること)はあります。この濃度規制によって結果的に大気中のオゾン濃度は規制されることにはなっています。 ※独立行政法人 産業技術総合研究所 化学物質リスク管理研究センター 詳細リスク評価書より一部抜粋。
Q:過去にオゾンによる事故事例はありますか?
A:固体状のオゾンを確認する為の実験中に起きた爆発があります。これはオゾン濃度が一定以上に高まり、そこに点火源等があった場合にオゾンが一挙に酸素に転化して爆発を起こした事例となります。

出張測定についてのよくある質問

Q:取引は、商社経由でも可能ですか?
A:可能です。
Q:支払い条件はどのような方法がありますか?
A:通常は納品月末締めの翌月末現金でお願いしております。ご要望がございましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
Q:依頼してからどれぐらいで測定してもらえますか?
A:関東であれば最短で翌日。その他の地域では、最短2~3日以内にはご訪問が可能です。
Q:オゾン自体の分解にも相談に乗ってもらえますか?
A:当社ではオゾン分解装置も製造しております。お気軽にご相談ください。。
Q:将来的に測定装置の購入は可能ですか?
A:当社ではオゾン検知管(北川式)と荏原実業製のオゾン濃度計を取り扱っておりますが、どちらもご購入は可能です。
Q:事前に必要な現場の情報はありますか?
A:想定する装置や箇所が具体的にわかるものがあれば助かります。
Q:装置から測定場所までの距離はどれくらいまで離せますか?
A:測定に使用するシリコーンホースの長さが5m程度ですので、それが限界となります。
Q:測定ができない場所などありますか?
A:シリコーンホースが届かないところは測定できません。例えばアクセスするルートの無いチャンバー内や手の届かない高所です。

測定装置についてのよくある質問

Q:装置の操作は簡単ですか? 
A:検知管(北川式)についてはレンタルを実施しています。操作はとても簡単で、マニュアルも付属しておりますのでご安心ください。オゾン濃度計については少し操作が難しいので当社のサービスマンがお伺いして測定させていただきます。
Q:測定方法は?
A:検知管方式は吸引機にて検知管内に対象となるガスを吸引して検知剤の色の変化で濃度を測定します。オゾン濃度計については装置内に吸引ポンプが内蔵されています。ポンプの先端にPFAチューブを取り付けて、そこからガスを装置内に取り込んで測定します。
Q:測定の精度は?
A:検知管方式は直読式なので多少の曖昧さがあります。オゾン濃度計については0~10ppmのレンジで±0.05ppm、0~200ppmのレンジで±1ppmとなります。
Q:測定費用はどれくらいかかるのでしょうか?
A:作業内容と測定現場によりますので、まずはお客様の状況をお聞きしてからのお見積となります。
Q:装置のレンタルは可能でしょうか?
A:検知管方式についてはレンタル可能ですが、オゾン濃度計については出張測定のみの対応となります。
Q:オゾン以外のガスも測定は可能なのでしょうか?
A:測定対象はオゾンのみとなります。
Q:必要なユーティリティはありますか?
A:100V電源のみとなります。もしご用意いただけるのであれば、装置を乗せる作業台があると助かります。

用語集

オゾン(O3
オゾン層でも知られるようにオゾンは紫外線や雷の放電などから発生する気体(O3)です。自然環境にもかなり低い濃度で存在し、大気の自浄作用を担っています。身近な使用例では水道水の有機物(カビ臭など)の分解やプールの水質浄化などに利用されています。
活性酸素
酸素原子から構成された原子、分子、イオンの総称。オゾンも活性酸素に含まれます。
ppm
parts per millionの略。100万分の1の意。1ppm = 0.0001%
ppb
parts per billionの略。10億分の1の意。1ppb = 0.0000001%
オゾン濃度計
オゾン濃度を測定する装置になります。検知管式(北川式)はオゾンの濃度によって検知剤の色が変わるので、変色した部分の境界線の示す目盛からオゾン濃度を読み取ります。また当社で使用しているデジタルオゾン濃度計は紫外線吸収法を用いた濃度計になります。オゾンは254nmの波長をピークとする紫外線を吸収します。この吸収の割合がオゾン濃度に比例することから、この波長における吸光度を測定することで気相におけるオゾン濃度を測定する手法です。
オゾンの分解方式(活性炭法)
活性炭によるオゾンの分解は活性炭とオゾンの直接の反応に加え、活性炭表面での接触分解が平衡して起きるといわれています。オゾンの分解により熱が発生する為、高濃度のオゾンの処理には不向きです。
オゾンの分解方式(触媒法)
二酸化マンガン、酸化第二鉄、酸化ニッケルを主成分としたオゾン分解触媒を用いて分解する方法。長寿命で維持管理が容易であるのが特徴。分解ガス中にオゾンガス以外の触媒毒となるようなガスが含まれていると触媒の性能は劣化してしまいます。
オゾンの分解方式(熱分解法)
350℃~450℃で1~2秒程度、滞留させる方法。この方法での出口オゾン濃度は温度と反応時間によってのみ決まり、入り口のオゾン濃度の影響を受けないのが特徴です。
オゾンの分解方式(燃焼法)
燃焼炉に排オゾンを注入、分解する方法。これは熱分解法と同様に高濃度のオゾンの処理には適しているが、間欠運転には不向きです(熱分解法も間欠運転には不向きです)。
オゾンの分解方式(薬液洗浄法)
オゾンの自己分解を促す薬剤を使用する方法と、オゾンに対して還元作用を持つ薬剤で処理する方法の2つがあります。
オゾン濃度測定方法(検知管法)
オゾンに反応して変色する粒状の検知剤をガラス管に緊密に充填して両端を熔封したものと、専用の吸引機を使って測定する方法です。ガラス管には目盛が印刷してあり、オゾン濃度により検知剤が変色したところを目盛で読んで濃度を測定します。
オゾン濃度測定方法(紫外線吸収法)
オゾンは254nmをピークとする紫外線を吸収します。その吸収の割合はオゾン濃度に比例することから、この波長における吸光度を測定することによって濃度を測定する方法です。
オゾン濃度測定方法(定電位電解法)
検出部の膜を通過したオゾンが電解液と反応してよう素を生成します。生成したよう素を作用電極で還元し、その際に流れる還元電流からオゾン濃度を求める方法です。
オゾン濃度測定方法(半導体法)
半導体(薄膜)へのオゾンの吸着(酸化)による電気抵抗の変化を利用して濃度を測定する方法。